
「ベクトル検索(Vector Search)」とは、AI(特に自然言語処理)で使われる高度な検索技術で、単語や文章の「意味の近さ」で検索結果を返す仕組みです。
🧠 わかりやすく言うと…
🔍 従来の検索(キーワード検索):
- 「文字列」が一致しているかどうかで検索
- 例:「料金」で検索 →「料金表」や「料金案内」がヒットする
🧠 ベクトル検索:
- 「意味」が近いかどうかで検索
- 例:「値段」で検索 →「料金表」や「費用について」など言葉が違っても意味が近ければヒット
🔧 仕組み(ざっくり)
- Embedding(エンベディング)
→ 単語や文章を「数百次元の数値のかたまり(ベクトル)」に変換
→ 例:「料金について」→[0.21, -0.35, 0.92, …] - ベクトル同士の類似度を計算
→ コサイン類似度などの数学的な計算で「意味が近い」順に並べる - 上位の文書を検索結果として返す
💡 何がすごいの?
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 意味ベース | キーワードが入っていなくても、意味が通じる文を返せる |
| 曖昧な質問に強い | 「安いプランってある?」→「ライトプラン:月額980円」などがヒット |
| AIとの相性が良い | LLM(例:ChatGPT)が意味を理解しやすくなる前処理に最適 |
🏗️ どんなときに使う?
| 用途 | 内容 |
|---|---|
| RAG構成(AI検索+生成) | 意味が近い文書を取り出し、LLMに渡して自然な回答をさせる |
| FAQ検索 | キーワードでなく、意味でマッチする問い合わせを探す |
| レコメンド | 「似た記事」「関連商品」の提示などにも応用可能 |
一般的なAIチャットで日本語のゆれ検索に対応というのは、ベクトル検索でのFAQ検索に対応しているものを示します。
SyschooLMSのAICHATは、すべてのプランで日本語理解度が高いChatGPTによるAI日本語処理を行い1536次元という大きな空間でのベクトル検索を実施しています。
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