
「RAG(検索拡張生成)」と「ファインチューニング(微調整)」は、どちらもAIに知識を覚えさせたり応用させたりする方法ですが、やり方も特徴もまったく異なります。
🔍 ざっくり説明すると…
- RAGは「必要な情報を検索して答えるAI」
- ファインチューニングは「あらかじめ覚えこませておくAI」
🧩 わかりやすい例え
| 概念 | たとえると… |
|---|---|
| 🔎 RAG | 図書館の司書さん(質問されたら本を探して答える) |
| 🧠 ファインチューニング | 試験勉強して知識を記憶している学生 |
📚 違いを一覧で比較!
| 項目 | RAG(検索付きAI) | ファインチューニング(AIの再学習) |
|---|---|---|
| 方法 | 必要なときに外部データを検索 | 元データをAIにあらかじめ学習させる |
| 対応できる内容 | 外部の大量データ、最新情報 | ルール、定型文、会社特有の言い回しなど |
| メリット | 最新の情報を扱える、修正しやすい | 応答が高速で安定、ネット環境が不要な場合も |
| デメリット | データベースや検索の仕組みが必要 | 学習コスト・時間が高い、データ変更に弱い |
| よく使われる場面 | FAQ・マニュアル検索・業務ナレッジ対応 | チャットボットのトーン統一、業界用語適応 |
💡 どちらを使うべき?
| ニーズ | おすすめ |
|---|---|
| マニュアル・PDF・社内ドキュメントを検索して答えたい | ✅ RAG |
| 「会社らしい」言い回しやFAQの形式をAIにしっかり覚えこませたい | ✅ ファインチューニング |
🛠 両方使うのが理想!
- ファインチューニングで「話し方」や「口調」「社内用語」に慣れさせ、
- RAGで「情報源」を常に最新に保つ
このように役割を分けてハイブリッド運用することで、より高性能なAIになります!
SyschooLMSのAICHATは、最高品質となるRAG+ファインチューニングのハイブリッド運用。貴社専用にチューニングしたLLMのモデルを実装してご利用いただけます。
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